【新サービス】AWS CodeCommitがリリースされました!
はじめに
昨年11月のAWS re:Invent 2014で発表されたCode3兄弟(AWS CodeDeploy、AWS CodeCommit、AWS CodePipeline)。CodeDeployだけが先行してリリースされていましたが、AWS Summit 2015 New Yorkでの発表によって、ついに出揃いました!
今回はまず、CodeCommitを試してみました!
やってみた
リポジトリを作成する
CodeCommitは、現時点ではバージニアリージョンでのみのリリースとなります。CodeCommit管理コンソール二アクセスし、[Get started]ボタンをクリックします。
[Create new repository]画面が表示されますので、リポジトリ名を指定して[Create repository]ボタンをクリックします。
すると以下のようにリポジトリが作成されます。リポジトリをクリックすると...
詳細画面が表示されます。
AWS CLIをバージョンアップする
CodeCommitが使えるAWS CLIにバージョンアップします。現時点では、pipでは1.7.28までしかインストールできませんので、直接tarballをダウンロードしてからインストールします。
$ tar xvzf awscli-1.7.38.tar.gz $ cd awscli-1.7.38 $ python setup.py install $ aws --version aws-cli/1.7.38 Python/2.7.9 Darwin/14.4.0
ローカルPCからpushしてみる
まず、aws configureで、CodeCommitに対しての権限を持つIAMユーザーのCredentialを登録します。
$ aws configure
今回は以下のようなソースコードを用意しました。
$ ls -alF -rw-r-----@ 1 smokeymonkey monkey 22272 7 10 13:16 sonna-kotomo-aroukato-1.4.template
普通にgitを使うときと同じように、初期設定をします。
$ git init $ git config user.name "smokeymonkey" $ git config user.email "[email protected]"
リポジトリへのアクセスには、AWS CLIでcredential helperを使うようにします。
$ git config credential.helper '!aws codecommit credential-helper $@' $ git config credential.UseHttpPath true
リモートリポジトリを登録します。
$ git remote add sonna-kotomo-aroukato https://git-codecommit.us-east-1.amazonaws.com/v1/repos/sonna-kotomo-aroukato
そしてcommit。
$ git add -A $ git commit [master (root-commit) aace6a9] 1st commit 1 file changed, 548 insertions(+) create mode 100644 sonna-kotomo-aroukato-1.4.template
Pushします。
$ git push sonna-kotomo-aroukato master Counting objects: 3, done. Delta compression using up to 4 threads. Compressing objects: 100% (3/3), done. Writing objects: 100% (3/3), 4.98 KiB | 0 bytes/s, done. Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0) remote: To https://git-codecommit.us-east-1.amazonaws.com/v1/repos/sonna-kotomo-aroukato * [new branch] master -> master
簡単!
さいごに
プライベートなGitリポジトリを簡単に構築することができました。ハードウェアにもリソースにも気をとられることなく、セキュアで、もちろん使った分だけしかコストがかかりません。CodeDeployやCodePipelineと組み合わせて継続的インテグレーションが可能になります!